(※読まれて嫌な気分になる方はスルーを推奨いたします。記憶が曖昧なところもありますので一部フィクションの部分もありますのでご了承ください)

介護の仕事は賃金が安く、その割にはきつい仕事です。

資格も割と手軽に取れてしまうので、気軽な気持ちで始めると、様々なトラブルに巻き込まれたりします。

私も世の中のヘルパーブームの波に乗り、稼げると勘違いし、適性もないのにヘルパーの資格を取ってしまいました。

若かったのです。

介護を、いえ、人生をなめていました。

DSCF2626-Edit_TP_V


先日お母様が見せてくれた奥様の部屋から拾ってきた宝石たち。

私にはどれくらいの価値があるのかわかりませんが、きっと一個数百万とかするのだと思います。

私がセコセコ働いても一日1万円にもなりません。

奥様の一回の外食は1万円。

奥様の1万円は凡人の千円感覚です。

そして奥様の愛車はベンツ。

その愛車のベンツで週に一回エステに通い、お着物でパーティーや会合に出席する時には必ず美容室で日本髪を結います。

生活が一般人とはかけ離れています。

よく、テレビでセレブの特集をしていますが、まさにあんな感じです。

私は子どもの時から貧乏でしたので、大金持ちとまでは言いませんが、小金持ちくらいにはなりたいといつも思っていました。

(今でも思っていますが)


KAZ7842_DSCF3259_TP_V


お母様の介護は午前中2時間です。

お昼はお母様と一緒に私が作った料理を一緒に食べ(昼食込みの契約でした)お昼時間が終わると今度は家政婦として働きます。

お母様が先日見せてくれた宝石の一個を戸棚から出してエプロンのポケットに入れ、奥様の居住スペースに伺いました。

奥様はお着物を着て愛車のベンツで美容室に髪を結いに行かれました。

私はいつものように、洗濯機を回し、食器を洗い、掃除機をかけ、アイロンがけをし、お部屋の片付けなどをしていました。

やはり床には宝石や帯留めなどが散乱しています。

私はそれを拾い、先ほどお母様のお部屋から持ってきた宝石と一緒に棚に置きました。

どうせ散らかしてる奥様のことだから棚に一個増えたって気づかないでしょう。

私は何だか悪いことをしているような感覚で緊張してしまいましたが、その日はあっけなく一個返すことに成功してしまいました。

この調子でいけば後数個くらい返すのなんて簡単ね、なんて私は高を括ってしまったのです。


GAK_orangemagaret_TP_V


片付けが終わると次は夕食の準備に入ります。

その前にちょっとお母様の様子を見に行くとお母様はぐっすりお昼寝中でした。

お母様は90歳代にしては肌艶がよく、寝顔はまるで純粋な子どものようでした。

そんな純粋なお母様を、奥様のヒステリーから守るために宝石を全部返すぞ!
なんてその時なぜか私は、そんな正義感に燃えていました。

そんなすぐに情に流されるところが、私のヘルパーとして、いえ、人間関係を構築する上での最大の欠点でした・・・


つづく。

【実話】今だから言える訪問介護の闇その5〜最後の宝石

★介護の闇はこちら。
【実話】今だから言える訪問介護の闇その1〜地獄の部屋
【実話】今だから言える訪問介護の闇その2〜家政婦とヘルパー
【実話】今だから言える訪問介護の闇その3〜家政婦が辞めていく理由

★ヘルパーセクハラシリーズはこちら。

実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その1
【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その2
【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その3(前半)
【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その3(後半)

にほんブログ村 家族ブログ シングルママへ
にほんブログ村

シングルマザーランキング