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>>【告白⑪】 つづき
 
※注:暴力的な描写がありますのでそれを踏まえて読まれてください。


退院してからが大変でした。
 
完治での退院ではないので、毎日リハビリの為、車で30分の病院へ通院です。
 
幸い怪我したのは左膝で、右足は元気だったので、オートマの運転に支障はありませんでした。
 

家では松葉杖で家事をし、車で買物に行き、またスーパーで松葉杖。
 
不便です。
 

しかし、若い人が松葉杖をついていても捻挫くらいにしか思われず周りは案外冷たいのです。
 
外食に行っても松葉杖が邪魔だからと入店拒否されたりもしました。
 
本当に不自由でした。
 

そして徐々に人間不信になっていきました。
 

職場に怪我を隠蔽され、責任を押し付けられ、上司の手前、仲のよかった会社の人たちも半分は音信不通に。
 
 
会社に裏切られ、友達も離れていき、外出すれば松葉杖だからと邪魔にされ、親とも疎遠。
 

・・・孤独でした。
 
 
それでも数人の友人はお見舞いに来てくれたり、退院後も遊びにきてくれたりもしましたが、私自身が疑心暗鬼になっていたので、その数人の友人たちでさえ拒んでしまいました。
 
誰にも会いたくない・・

今思えば鬱だったのでしょう。
 

そして毎日タクに当り散らしていました。
 
『あなたのせいで、友達も仕事もなくなった!』

『出かけても邪魔にされるし、家での家事も思うように行かない!』
 
退院してから通院以外はほとんど一人で家ばかりにいて、私はもう限界だったのです。
 
タクはそんな私の態度に腹をたて、何度か喧嘩になりました。
 


そしてある日の喧嘩の時、タクは私がついていた松葉杖を思いっきり蹴ったのです。

私は支えがなくなり家の中で大きく跳ねるようにして倒れました。
 
それがタクのトリガーになったのか、その後もタクは暴力をやめず、『死ね!死ね!死ね!』と倒れた私の手術した左膝を目指して、何度も何度も蹴りました。
 

『ギャー!!!!』


私は叫びました!
 
気が狂ったかのように泣き叫びました。
 

痛みよりも私は、彼氏であるはずのタクが、歩けない私に対して暴力をふるい、『死ね!』と狂ったように言い、何度も何度も私を蹴り上げるタクに対して、恐怖と怒りと悲しみを覚えました。
 

何度も膝を蹴られてるうちに、意識が遠のいていきました。

私はこのまま歩けなくなるかもしれない、いや、もしかしたら殺されるかもしれない、ともうろうとしながら思いました。

タクのこの時の狂気に満ちた顔は20年以上たった今でも目に焼きついています。

 
私はキッチンの硬い床の上に仰向けで倒れ、白い天井を見上げながら・・・それもいいかな、楽になれるならいっそこのまま死んでしまいたい・・・
 

・・お互い、まともな思考回路ではありませんでした。
 
私も追い詰められていましたが、タクも追い詰められていたのだと思います。
 
そしてこの日を境に、タクの暴力が始まりました。


次の記事はこちら★
【告白⑬】暴力から救ってくれた神様からのプレゼント


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