※人によっては気分の悪くなる描写があるかもしれません。読みたい方だけどうぞ。


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私は、10数年前、ホームヘルパーを1年程していました。

当時、ヘルパー全盛期で生活費の足しにと思い、資格をとり、副業として空いた時間に訪問介護のバイトをしていました。

私が当時登録していた事務所は2つ。

2つとも友達の紹介でした。

1つは、高齢の夫婦で介護事務所をやっていて、いやいや、あなたたちの方が介護が必要なんじゃない?という程の後期高齢者でした。

そこで紹介された初めての訪問先は、公営住宅の独居老人(男性)でした。

老人と言っても62歳でしたので、高齢介護というよりも病後による介護でした。

身体介護はなく、食事とお掃除の生活支援で比較的介護度の低い利用者さんでした。

今思えば介護なんて必要ないくらいの人でした。

初めての訪問先ということで最初は私も緊張してあまりうまくコミュニケーションがとれずにいましたが、それでも数回訪問していくうちに、段々と慣れてきて、普通におしゃべりしたり出来るようになっていきました。

私は当時20代後半のシングルマザー。

利用者さんと話してると、ある程度自分の話もしないと続かないので、離婚していることを話しました。

すると何度か通ううちに、おじいちゃんの態度が徐々に変わっていったのです。

そのおじいちゃんは独身で一度も結婚をしたことがない人でした。

何となく私を誘うようなことを言うようになってきたのです。

私は冗談かと思い、適当に笑って『はいはい』と受け流していましたが、その笑顔と『はいはい』がいけなかったのかもしれません。

そしてある日訪問するとテレビショッピングで買った指輪とネックレスを私に渡そうとするのです。

介護職は(当たり前ですが)利用者さんから物を貰ったらいけないので、もちろんやんわりと断りました。

しかしおじいちゃんは聞く耳持たず、せっかく買ったんだから貰ってよ!と半分キレ気味に言い出しました。

それでも私、強く断れば良かったのですが、初めての仕事だったので、どうしていいか分からず、受け取ってしまったのです。

そして、帰りに事務所に寄り、おばあちゃん社長に話して社長から返してもらおうと思ったのです。

すると、『いいじゃない、貰っとけば♪』とおばあちゃん社長が言うのです。

今思えば、無責任な言葉です。

仕方なく次に行ったとき自分で返そうと思いバッグにしまいました。

そう、それがいけなかったのです。

絶対に利用者さんから物を受け取ってはいけないのです、当たり前ですが。

でもその時は、軽い気持ちで、次返せばいいや、と思っていました。


そして次に訪問した時、利用者さんはなんと、私がプロポーズを受けてくれたと勘違いしていたのです。

そしてこう言いました。

『ここは狭いから別の公営住宅に引っ越そう。お金はないけど幸せにするよ。』

え?なんの話?今まさか一緒に住む前提で話してる!?

結婚?今、結婚て言った?誰と誰が?

何言ってんの?はい??

って感じでしたが、もうおじいちゃん突っ走ってます。

プロポーズなんて受けてもいないし、聞いてもいません。


後から別のヘルパーから聞いたのですが、あの時の笑顔と『はいはい』が返事になっていたらしいです。

独身の老人て怖いってその時本気で思いました。

思い込みが凄いんです。

頭の中で暴走して止まらないのです。

本気で結婚する気でいたなんて。

普通の人なら絶対考えられないレベルです。

いや、それ以前に、申し訳ないけど、いくらシングルマザーとはいえ、生活保護で病弱で財産もない老人と結婚する人なんているのでしょうか?(すみません)

でも少なくても私の中では100%あり得ませんでした。

万が一財産があったとしても年寄りに恋愛感情は全くわきません。(本当すみません)

そして私、暴走してるおじいちゃんに向かって、結婚なんてしないですよ?いつするなんて言いました?と言ってしまったのです。

するとおじいちゃん、逆上しました。

気をつけて!逆上すると身体に悪いから!と一瞬思いましたが、心配した途端、すごい力で私を引き寄せてキスをしてきて、しかも舌まで入れてきたのです!


やめて!!

背筋がゾッとしました。

気持ち悪くて悪寒が走ったくらいです。

嗚咽と吐き気が止まりません!!

しかし、私も強く引き離せなかったのです。

私が強く押しておじいちゃんにケガでもさせたら、運悪く死なせてしまったら!とか思ってしまったのです。

そして、私は何も言わず、吐き気を押さえながら、返そうと思って持って来ていたアクセサリーを投げて家から飛び出しました。

外で私は何度も口をぬぐい、行儀悪いと分かっていましたがティッシュにつばを何度も何度も吐きました。

気持ち悪くて仕方なかったのです。


そして事務所に寄って一部始終を社長に話しました。

すると!

なんとその社長はこう言い放ちました。

『あなたがアクセサリーなんか貰うから悪いんでしょ?自分で誤解させといて何言ってるのよ!』


・・・はああああ!?

『社長に返して欲しいって言いましたよね!?そしたら社長が貰っちゃいなさいよ、って言ったじゃないですか!?』


そう言うと社長は、
『アクセサリーのことなんてあなたから一度もそんなこと聞いてないわよ!嘘おっしゃい!』




・・・もう本当に老人は信用できません。

あの頃から私、老人アレルギーになりました。

まず老人を信用していません。

いえ、中には学のある素敵な老人いますよ。

でも悪知恵の働く金の亡者の老人が多いのも確かです。

そういう老人は隙を見せるとズルくなるんです。

自分で言ったことも当たり前に忘れるんです。

いえ、都合が悪くなったから忘れたふりだったかもしれません。


今思えば、いい加減で胡散臭い社長夫婦でした。

友達の紹介でなければ絶対に登録しませんでした。


ちなみにその事務所、数ヶ月後には、不正請求(ケアマネとグルで架空請求)と、不正雇用(ヘルパー資格のない中国人を低賃金で雇い、衛生責任のない中国人に手作り餃子をたくさん作らせて、冷凍させて高額で老人に売っていた)で新聞に載りました。


私の最後の1ヶ月分の給料は未払いのまま、老夫婦は夜逃げをしました。


・・・10数年前の話です。


あの時の勘違いのおじいちゃんと夜逃げした老夫婦はもうこの世にいないかもしれません。


次はもう一つ登録した事務所での話しです。


※気分を害された方がいらしたらすみません。最後までスクロールしていただきありがとうございました。



★ヘルパー実話★

【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その1
【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その2
【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その3(前半)
【実話】女性ヘルパーの介護はセクハラの巣窟〜その3(後半)


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